2008年4月24日木曜日

#002.文化的景観

その土地の風土に根ざして営まれてきた、地域の「なりわい」や生活によって培われた景観・・・。「文化的景観」の保護制度がつくられて丸3年になった。
3年前からお手伝いしてきた「からつ 蕨野の棚田」は地元のみなさんの実践意欲が実を結び、佐賀大学農学部との連携も力となって、制度を活用した地域づくりに大きな一歩を踏み出している。
九州各地の文化的景観を有する地域をみていると、過疎と高齢化の波の中でもがいているところが多い。
地域におけるコーディネーターの不在。よそもの、わかもの、バカものが必要と言われても、いないものはいないという決めつけとあきらめ感が充満してしまっている。
風景づくりのコンサルタントとしては、地域独自の取り組みのロードマップをいっしょに描き、その道すじをわかりやすく示していかねばならない。あくまでも支援者でしかないが、傍観者的ではなく、その地域のストーカー的なファンとして責任をもって併走しながら、問題点や課題を洗い出し、解決策と解決手順を提案し続けなければならない。













春の里山















柳川掘割

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