2011年1月7日金曜日

#008.「春を待つ棚田」

2011年、明けましておめでとうございます。
ランドスケープの仕事は、地域づくり、まちづくりと一体であってこそ、世の中の役に立つものだとつくづく思う。
九州・沖縄の各地の風景は、「生き生きしている」とばかりはいえない。私たち「よそ者」は、地域の生業(なりわい)などと簡単に言うけれど、その仕事が本当に生き生きしていなければ、風景もしぼんでしまう。
写真は、からつ蕨野の棚田。生き生きと続けられる仕事の舞台は、ゆっくりじっくり、そして堂々と春を待っている。
重要文化的景観の選定を受けて、今年4年目を迎える。