2008年4月22日火曜日

#001.ランドスケープデザイン

「人と自然との共生」が言われて、たぶん20年以上になる。
それは、私たちの経済・生活・環境のバランスのとり方が問われていることでもある。
例えばかつて、自然と人間が一体化した自然観が受け継がれてきた時代には、山や大木などには「神」が存在し、それを守るためのルールや季節の催事がもたれてきた。
様々な「手入れ」をくり返すことで、森の自然は保たれ、山の恵みがもたらされ、清流も維持できた。
しかし、この半世紀の急激な環境の変化は、人々が持っていた「地域に対する誇り」さえも揺るがしている。
ランドスケープデザインは、造形的に「つくる」ことを単に追い求めるのではなく、長く培われた地域の文化や環境を「まもる」ことも合わせて、トータルにとらえる「風景のデザイン」である。
そして、その地域や場所の構成要素を、より質の高い方向に有機的に結びつけ一体化させていく「関係のデザイン」でもある。








































シャクナゲの庭

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